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ヘルスヴィジランスとは?

ヴィジランス(vigilance)

は,寝ずの番という意味ですから,ヘルスヴィジランスは健康を看視することになります。なお,看は,手をかざして目で見ることです。

ヘルスヴィジランス研究会(ヘヴィ研)

の目的は、地域住民の健康状態に関する情報を薬局の薬の販売量データから抽出し,公に発信することと,薬と人間の関わりを分析することです。

今流行っている病気とその地域がスマートフォンで簡単に分かる時代はすでに来ています。へヴィ研の10年後のヴィジョンは「これから流行る病気,その場所と規模も分かる」です。

人は病気になると,多くの場合,薬を買います。医院や病院に行くよりも,まずは薬ということです。すると,下の図のようなパターンで,薬の販売量が増えます。そこで,薬の販売量から地域社会のり患の様子を推定することができます。へヴィ研はこの推定方法を研究しています。

ヘルスヴィジランスの特徴は

●ヘルスヴィジランスは薬の販売量だけをデータとして解析するため,処方箋にあるような年齢,性別などの個人情報を必要としないので,個人情報保護法に抵触しない。
●OTC薬の情報を利用することにより,医師の診断を受けるほどでもない軽微な健康状態の異常を検出できる可能性がある。

です。2番目の特徴は,特にアメリカで,生物テロ対策として使われています。生物テロにはいろいろな細菌やウィルスが使われますが,初期症状は風邪と似ていることが多いため,風邪の症状が急に増えたら,その地域での生物テロを疑うわけです。これは,症候群サーベイランスと呼ばれています。