最近の研究
日本薬学会第133年会 2013年3月 神奈川
河原匡秀,伊集院一成,根岸健一,林 譲,矢島毅彦 【目的】様々な季節性疾患の流行時期は一般に、同一地域では、毎年大きくは変動しないと考えられる。従って、薬剤師は、その地域における代表的な季節性疾患の流行時期、疾患の流行順序及びそれらのおおよその間隔を、経験的に認識している。本研究では、薬局が有する医薬品使用量データを用いて、季節性疾患の流行時期、順序及び相互の間隔を科学的に明らかにすることを目的とする。 |
日本薬学会第133年会 2013年3月 神奈川薬局薬剤師に対する医療機器データベースに関するアンケート調査について 齋藤充生,頭金正博,佐井君江,林 譲,久保田洋子,飯嶋久志,矢島毅彦,大室弘美,吉田ルシア幸子 【目的】医療機器は、医薬品と比べ、その種類や使用方法が多彩で製品の世代交代が早いため、我が国で承認・認証されている医療機器を網羅的に収載したデータベース(DB)がなく、海外での回収情報の確認や日本からの輸出に不便を生じている。本研究では、薬局薬剤師を対象に、我が国で販売されている医療機器を網羅的に確認できる医療機器DBの要件についてアンケート調査を実施した。 |
ちば薬剤師フォーラム2012 2012年11月 千葉タブレット端末等を用いた薬局における待ち時間対策と患者とのコミュニケーション向上の試みーKuthrill-遼の試用についてー 大橋綾子,早田佳奈,大関千恵,齋藤充生,石井竹夫,稲津教久,林 譲,矢島毅彦 【目的】薬局における薬剤師と患者の良好なコミュニケーションは、お互いの信頼関係の向上につながり、服薬指導等で有用である。調剤時の患者の待ち時間は、調剤が個別に行われる以上、避けがたい問題であり、薬局では、映像資料や音楽等で対応しているが、患者の興味と合致せず、不満のもととなっているのが現状である。患者の趣味に合わせて、自然や絵画等の幅広い分野の一般教養を題材としたシリアスゲームを作成し、薬局内で使用することは、薬局における待ち時間の苦情の軽減や、患者とのコミュニケーションツールとして有用と考えられ、ソフトウェアの作成と試用を行うこととした。 |
第45回日本薬剤師会学術大会 2012年10月 静岡確率論に基づく科学的医薬品在庫管理の試み 杉浦孝太郎,伊集院一成,海保房夫,花輪剛久,林 譲,矢島毅彦 【目的】薬局医薬品の在庫管理において、欠品は患者の健康や命に関わる問題であり、一方、過剰在庫は薬局の不利益につながる問題である。また、発注に関する業務量も薬局経営に影響を与える場合がある。これらの問題を経験的に解決することは難しいとされている。そこで本研究では、医薬品の在庫管理を確率論的に行う方法を模索し、実際に行われている方法とあわせてシミュレーションを行い、発注回数を抑えながらより精度の高い在庫管理を目指すことを目的とする。 |